セッション掲示板

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■1131 / inTopicNo.1)  GC初心者卓『受け継がれし意志』
  
□投稿者/ ワニGM -(2015/01/27(Tue) 03:01:44)

    ゲームシステム:[グランクレスト] 

    2015/01/27(Tue) 16:37:33 編集(投稿者)

    ――――――大陸歴201X年 アトラタン大陸 辺境のとある小さな村落
     そこではアビス界の投影体が領主や兵士を籠絡し、遥か昔に封印された強大な投影体の復活をもくろんでいた。
    その窮地に彗星の如く現れたのは君主でも魔法士でも邪紋使いでもない唯の冒険者だった。
     彼の者の名はウィス。立ち寄ったセヴァン村の村娘に頼まれては、かつて投影体を封印した英雄セヴァンの祠にて勇者と認められては聖印を与えられ、仲間を率い、民を纏め、操られた兵士達を混沌から解放し、遂には妖女サファイアと共に屈強な投影体リリスを退けた。
    共に戦った兵たちはこう証言している。彼の言葉は心に重く、しかし力強く響き、聞けば聞くほど勇気が奮い立つのだと。
    正気を取り戻した領主は、勇者ウィスに新たな領主になってくれと請願する。しかし勇者は説く。

    「お前のこの土地への思いはそんなものか?」
    「それに領主として相応しくないというなら、相応しいよう、自分に自信が持てるよう、成長すればいい」
    「一人では何もできないさ 俺みたいに護るしか脳が無いような奴もいる」

    領主レンミットは晩年こう語っている。
    「彼の言葉があったからこそ、自分自身に誇りを持ち、友の大切さを思い出すことができた」と

     勇者ウィスを支えたアルケミストのラティアは、その土地に留まり、領主レンミットの契約魔法士となり、痩せこけた土地を豊饒の大地へと変えていった。
    彼女の垂らす一滴の魔法薬は大地に力を蘇らせ、草木は活力を取り戻し、使い物にならなくなった農具は業物の如き切れ味を与えた。
    やがてレンミット領は未曽有の繁栄を迎え、商業も自ら行ったラティアは大金を得た。
     しかし、契約が満了となる度に村人達から懇願され、中々エーラムへ帰る事が出来なかったという―――

     勇者ウィスと共に肩を並べて戦った暴竜オブシディアは、その後度々戦場に乱入し、双方を打ち倒していく姿が確認されている。最後に確認できる文献では、その姿は城に匹敵するほど巨大となり、たった一人で千とも万ともつかない投影体を鏖殺し、中には頭を地面に打ち込んで、屈強な傭兵たちさえ悉く震えあがらせたという。
    その後の彼女については資料が存在しない。戦いで命を賭したのか、それとも極みに到達し自然律を書き換えたのか、それは推測する他ない。
     しかし、その偉業はいつまでも語り継がれていく。この時点で既に自然律となっているのかもしれない。

     領主レンミットの親友であり、虎のライカンスロープであるケインは、その後領内の治安維持に全力を尽くし、一切の害獣や盗賊、投影体を寄せ付けなかった。
    因縁在る投影体が領内へやってきた時さえ、其の爪は鉄の如き表皮を切り裂き、其の牙は石柱が如き足をへし折り、捻じ伏せた。
     一方で、蜂蜜酒の生産にも力を入れ、養蜂技術を高め、契約魔法士であるラティアの助けも借りて、素晴らしい蜂蜜酒を生み出した。
    かつて、交わした約束を肴に、二人は生み出した蜂蜜酒を片手に長らく語り合ったという。

     勇者ウィスのその後はあまり定かではない。聖印を持ちながらも、風の如く何者にもとらわれぬ冒険者を続けたとされるが、どれ程その力を狙われたかは想像に難くない。
     しかし、時折何処かに現れては、弱き者を、虐げられし者を、窮地に陥りし者を救ってきた事が確認されている。

     遥か昔、人々の為に己を顧みず投影体と戦った英雄セヴァン。その聖印を受け継ぎし勇者ウィス。セヴァンと同じく流星のように現れては去り行く姿は、まぎれもなく在りし日の英雄セヴァン。その遺志は確かに受け継がれて行き、人々を守る盾となった。
     かの領地では今でも歌い継ぐ。英雄セヴァンと勇者ウィスの伝説を。

    ―――――――――――― とある歴史家の著書『アトラタン西方録』
引用返信 削除キー/
■1132 / inTopicNo.2)  セッション感想
□投稿者/ ワニGM -(2015/01/27(Tue) 16:29:07)
    2015/01/27(Tue) 18:31:57 編集(投稿者)
    2015/01/27(Tue) 16:36:02 編集(投稿者)

     というわけで約1ヶ月の間お付き合いいただきありがとうございました!
    当初の予定ではもっと早く終わる予定だったんですが、時間かかってしまい申し訳ない!!
     今回は初心者卓の中でも唯一オリジナルシナリオを用いたため、始まる前は不安がいくつもあったのですが、
    参加者の方々が頑張って下さったおかげで本当に楽しい卓になる事が出来ました。
     これほどまで楽しむことができたのはひとえに参加者の方々のお陰です。本当にありがとうございました!

     シナリオとしてはかつての英雄の聖印を受け継いで、封印された化け物を倒すという話で、
    見事ヒロイン(影薄)を救い、化け物を討ち取り、村の平和を取り戻すことが出来ました。
    シナリオ自体はありきたりのものではありましたが、そのストーリーをPC、PLのおかげで彩られ、実のある物語になる事が出来たと思います。
     それぞれ別々の目的や信念、性格でありながらここまで纏まり、誓い合えたのはみんなのお陰です。
    この物語の後、二手に分かれ、おそらくはやがてばらばらの道を進んでいくかと思いますが、
    きっとその絆は緩やかに彼らを繋ぎ、心の何処かに刻まれているのではないでしょうか。
     今回も本当に楽しいセッションをすることが出来て良かったです。
    ありがとうございました!!

    以下は個別の感想です。

    PC1:ウィス
     実に芯の通った冒険者でした。
    普段は飄々としてつかみどころのないキャラクターですが、ここぞという時には頼りがいのある力強い言葉を放ち、王の器の片りんを感じさせました。
    とりわけ、決戦前の演説は文字通り身震いするほどでした。
     戦闘面に関しては完全防御型で、キャラクターのロールともぴったりかみ合い、数多の攻撃をガンガン防いでいきました。
    双子の邪紋使いも結構攻撃力高かったんですけど、完全に弾かれちゃって文字通り歯が立ちませんでしたw
     久々にご一緒したセッションでしたが、依然としてPLさんらしいロールが見れたり、今まで見たことのなかった新しい面を見る事が出来て非常に楽しかったです。


    PC2:ラティア
     今回のシナリオでとかく振り回される役目でしたが、守銭奴でありながらも方言訛りと合わさり、とてもチャーミングなキャラクターでした。
    眼鏡、褐色、関西弁、ちみっ子という属性目白押しでしたが、それらに負けることないロール力は流石ですね!
     戦闘面においては実は一番覚える事とやる事の多いメイジという役割でしたが、呪文をきちんと使いこなし立ち回っていたのはやはりTRPG経験の高さがうかがえます。
    ポーションや多重魔法によるキュアライトウーンズの二重掛けなど見事にサポート/回復役として立ち回っていました。
     個人的には村娘たちが攫われそうになるシーンで、自分が代わりにつかまりに行こうとするところがグッときました。
    今回シナリオの都合で申し訳ないながらもNPCが代わりに進み出ましたが、そういう展開も見たかったなと思い返します。

    PC3:オブシディア
     実にレイヤー:ドラゴンらしいキャラクターでした。
    気だるげで、気に喰わないことは許さず、傍若無人。
    一方で、きちんと状況を冷静に判断でき、しっかりと立ち回っていました。
    それでいながらもどこか女の子としての可愛らしさがにじみ出ていたのはPLの腕故でしょう!
     戦闘面ではケインとならんで主火力を誇っていました。
    火力が高くないと言っておられましたけど、十分安定して高かったですはい。
    やっぱどらごんこわい。成長したらどれ程の強さになることやら・・・。
     今回グランクレストをご一緒するのは2回目で、前回のPC1ロードとは対照的なポジションでしたが、
    これまた魅力のあるPCをロールしてくださって、とても楽しかったです。

    PC4:ケイン
    さて、本作の裏ヒロインです(
     虎(猫)ライカンスロープの男の子でしたが、実に感情豊かで、レンミットとのやり取りはどんどん突っ込んでいって下さったおかげで非常に盛り上がりました。
    とにかくよく動いてくれるのでリアクションを返すのがとても楽しかったです。
     戦闘面では、流石ライカンと言わしめる機動力でバンバン動いて戦ってくれました。
    しかもここぞって時にクリティカル決めてくれた気がします。
    オブシディアに並んでこのPTのメイン火力だったので、いかんなくその力を発揮してくれたと思います。
     今回初めてTRPGをご一緒させていただきましたが、いや、本当に楽しいPLさんで良かったです。
    本当にまた機会がありましたら是非ご一緒させていただきたいですね!

    というわけで以上がGMの感想になります。
    もしよろしければ、このシナリオの感想をこちらに書き残していただけたら幸いです。
    その時はHNでなくPCネームで書きこんでいただいても大丈夫です。

    それでは、ありがとうございました!また機会がありましたらよろしくお願いします!
引用返信 削除キー/
■1133 / inTopicNo.3)  Re[2]: セッション感想
□投稿者/ OG -(2015/02/01(Sun) 01:30:10)
    まず、お誘いいただいてありがとうございました。
    書き込めるくらいの時間がやっとできたので、軽く感想などを。

    グランクレストはシステムが複雑そうで敬遠してたんですけど、
    遊んでみると、それほど面倒でもなかったな、と。
    覚えることが多いのと、ルルブが読みにくいことで難易度が高い印象が
    あるように感じました。

    シナリオは王道の英雄譚という感じでしたね。
    各キャラそれぞれにモチベーションを設定してあって、初期キャラ対応のシナリオとしては上々だったのではないかと思います。
    各PLさんのノリがよかったこともあって、非常に楽しませていただきました。

    PC1:ウィス
     堅い 堅い! 堅い!!
     とにかくその堅さが目立ってました。
     おかげでほとんど有効ダメージを受けなくて楽をさせていただきました。
     ロールプレイはさすがの一言。
     演説シーンや、エンディングのレンミット、ミルフィ両者への対応がよく、裏で
     ニヤニヤして見てました。
     
    PC3:オブシディア
     物事を冷静に見つめているようで、必要なところで熱くなるキャラでした。
     今回のPLでシステムの唯一の経験者であったこともあって、
     ルール面で負担をかけてしまって申し訳ありません。
     犬神家にこだわり続けるのが面白かったです。

    PC4:ケイン
     目標に向かって一直線に進む感が少年らしく、シナリオを別の視点で見ると
     物語の主役ポジションになるのではないかなーと思いました。
     シナリオ的には追い詰められてる状況ではないかと思いますが、明るさを失わない
     前向きさがパーティを引っ張ったのではないかとも思います。

    最後の自キャラについて
     初めてご一緒するPLさんが多く、序盤はどこまでしゃべり続けていいのか
     躊躇しながら進めてました。
     中盤以降は好き勝手に文字を垂れ流してしまって、申し訳ありません。
     関西弁はあくまで「エセ」なので、本場の関西の方がいらっしゃっても怒らないでくださいまし。

    ノリのよいプレイヤーとGMの手で非常に楽しい時間をすごさせていただきました。
    また機会がありました、ぜひご一緒させてくださいまし。
    本当にありがとうございました。
     やってましたが、
引用返信 削除キー/
■1138 / inTopicNo.4)  Re[3]: セッション感想
□投稿者/ ゆー -(2015/03/16(Mon) 09:24:30)
    お誘い頂けて本当にうれしかったです!
    ありがとうございました。

    グランクレストは一度別の場所でオフセでやる機会があり、
    その中で感覚をつかんで、なんとか臨めた感じでした。
    システマチックになり過ぎず、実にドラマを構築しやすく、
    これはこれでいいなあと、ソードワールド畑の私は思ったのでした。

    GMのシナリオのドラマティックさにただただ、驚嘆。
    それぞれの関係性と繋がり方、急転直下のタイミング、
    非常にうまいなーと思いました。
    それにボスのガチさが…www
    最後のボス戦、個人的に艦これの野戦テーマ流してたんですが、
    実にマッチするくらい緊迫したものとなり非常に楽しゅうございましたw

    PC1:ウィス
    素朴ながら、とても味のある良いキャラだったなと思います。
    敢えて領主に留まらずに冒険者で居続けることを選んだことも、
    とても彼らしいと感じました。
    (個人的なイメージとして、ダンジョン飯のライオスな感じでしたw)
    あと、ヒロインに対して大事に接していたのも素敵でした(*゚∀゚)=3

    戦闘面では「固ッッ!!」の一言!
    彼に守ってもらえれば本当に頼りになるなーと思える、そんなキャラでした!
    最後に見せてくれた演説シーンは私の中での名シーンでございます。


    PC2:ラティア
    守銭奴・関西弁・褐色肌という非常にかわゆい女性でしたねー!
    さらさらっと物事を流しながらも、処世術はばっちり、
    ついでに報酬上乗せもばっちり、みたいなしっかり者の女性は、
    話してるのを見てるだけで楽しくなります。
    重くなりがちなストーリーの中での清涼剤だったなーと思います。
    そんな彼女でも、情が実は厚くて、ヒロインの代わりになろうとする姿、
    心打たれました。さすがだなあと。

    戦闘面ではサポートに回る役の中でも、激しく助かった思い出が…が…!ww
    (ほんと突っ込んですんませんでしたorz)命の恩人です!

    PC3:オブシディア
    おねーさんの裸体がまぶしかったです(鼻血)

    いやー、ケインと同じ戦闘エキスパートなのにこの違い。
    往年の経験を積み重ねた戦士、見ていて痺れるキャラでした。
    基本的にツンデレ(いやデレるのか…きっとそのうちデレるに違いない…!!)な、
    何物も寄せ付けぬ感じがまた、素敵でした!
    これでドラゴンに変身するわけですから、たまりませんな…!

    戦闘面では、その破壊力はもとより、PLさんの経験値が光る戦略によって、
    何度も助けられた面がありました。本当にありがとうございました。
    いやほんとに、命預ける感じでした(←私が戦略苦手で…orz)

    PC4:ケイン
    最後に自キャラを。

    GMが用意して頂けた領主レンミットが存在したことによって、
    ケインの方向性が9割決まったような気がしますw
    元々は、元気で明るい男の子でやろうと考えていて、
    最後までそれで行けたと思っていますが、
    加えて直情的で単純、情にとにかく弱いキャラになりましたね。
    それが彼らしいかなと思ったのです。そこから裏ヒロイン…だと…!?w
    なんだかんだでよう泣いて笑って、やってて気持ちのいいキャラでした。

    戦闘面では、こんなにこのキャラって戦えるんだ!と再認識。
    無謀な所も見せてしまってお恥ずかしい限りですが、
    皆さんのサポートがあって戦えるキャラだったとつくづく感じます。
    もうちょい使いこなしてあげたかった!

    本当に久々な文字チャットプレイでしたが、楽しいPLさんと一緒だと、
    時間が経つのも忘れてしまいますね。
    また機会があれば、是非よろしくお願い致します。
    (またバタバタしてきたので、少し先になりそうですがorz)
引用返信 削除キー/
■1139 / inTopicNo.5)  Re[4]: セッション感想
□投稿者/ オブシディア -(2015/04/09(Thu) 22:36:31)
    お疲れ様でした。
    感想がさんざっぱら遅くなりまして申し訳ありません(平身低頭)。

    グランクレストは二回目でしたが、相変わらずルールの覚えがざっぱで色々ご迷惑をお掛けしました。
    システム的には本当にキャンペ向きだなぁと。
    クラスによって傾向がかっちり決まりますし。
    自由度は低いのかもしれませんが、その分方向はつかみやすいですよね。

    シナリオはクレストを持たない一介の戦士がそれを得て英雄への道を歩み始める王道的なものでしたが、他のキャラクターの背景のフォローも忘れず、楽しかったです。

    PC1:ウィスについて
    猫狂い朴訥風最強盾。
    普通にしてればどこにでもいそうな人の良いお兄さんですが、とにかく硬い。
    クレストも持たない時点でダメージほとんど食らわないとか一般人じゃないから!
    猫が絡むととにかく変なお兄さんでしたが、後半では静かに燃えていたのが格好良かったです。
    GMは猫モンスター出せば良かったのに。
    オブシディアはかばって貰えてとても助かってました!

    PC2:ラティアについて
    褐色関西弁強欲娘純情派。
    さらにメガネとか属性いくつついてんですか最強なんですか!
    しっかり報酬を欲しがりながらも、土壇場では報酬など投げ出して人助けに走るところなど、とても良いキャラクターでした。
    PC同士の絡みがあんまり作れなかったのが心残り。
    戦闘では色々なサポートが心強かったです。さすがメイジ。

    PC4:ケインについて
    猫パンチ義侠青年ショタ風味。
    最初からレンミットに対して振ってる尻尾が見える気がするくらいの忠犬っぷりが可愛かったです。猫なのに(虎です)。
    シナリオの立ち位置的には一番ハードだった感じですが、凹まず頑張る姿はまさにパーティのマスコット。
    私には出来ないタイプのキャラクターなので羨ましい!
    戦闘では火力はあるわ機動力は高いわで嫉妬の嵐でした。

    PC3:オブシディアについて
    自PCなのであまり語ることもないのですが、まあテーマは『ドラゴン』でした。
    気質的にドラゴンらしいキャラクターをやろう!というのが発端です。
    意識的に組み込んだ要素は『プライド高い』『興味無いものには無関心』で、まあそれなりにはなったかなぁ、と。

    普段ご一緒しない方々とのプレイングで非常に刺激になりました。
    また機会がありましたら遊びましょう!
    楽しませて頂きました!
引用返信 削除キー/



トピック内ページ移動 / << 0 >>

このトピックに書きこむ

Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 検索 過去ログ

- Child Tree -